Painter delMonaca
ニギハヤヒとトミヤヒメ
Nigihayahi and Tomiyahime
2021年制作/728 × 1030 ミリ Produced in 2021 / 728 × 1030 mm
ニギハヤヒ~邇芸速日命、饒速日命~などと表記されています。
古事記、日本書紀にも存在が記されています。
古代ヤマトにおいて、初代神武天皇よりも前に大王であったと云います。
九州からやってきた神武天皇に大王位を譲ったとされています。
妃のトミヤヒメ~登美屋媛、鳥見屋媛などとも表記~は、ニギハヤヒの妃です。
元々、このあたりの地域の長であったナガスネヒコ~~長髄彦、登美能那賀須泥毘古~~の妹です。
ニギハヤヒは神武天皇に大王位を譲った後に亡くなったとされています。
ニギハヤヒは「イソタケル」~五十猛、射楯神イタテノカミ~と同一人物であると云われています。
イソタケルは日本書紀、先代旧事本紀(せんだいくじほんぎ)に登場します。
スサノオの息子と云われ、日本中に木々を植樹したと記されています。
イソタケルの「五十」というのは後々に出来た姓で、元々は イ・タケル~伊猛~というのが正しいと考えられます。
イソタケルを祀る紀伊の国の一ノ宮・伊太祁曽神社(いたきそじんじゃ)も「イ・タケル」が正しいと主張しています。
つまり、古代ヤマトの大王「ニギハヤヒ」は「五十猛」であり「伊猛」です。
ニギハヤヒと妃のトミヤヒメとの間には「ウマシマジ」という息子と「ウマシホヤヒメ」~熟穂屋媛~という娘が生まれました。
それより以前に、ニギハヤヒには「天道媛」(アメノミチヒメ)という別の妃が居て、先にその女性との間に「天香具山」(アマノカグヤマ)という長男が存在していたのです。
Nigihayahi´s existence is mentioned in the Kojiki and Nihonshoki.
In ancient Yamato, it is said that he was a great king before the first Emperor Jimmu.
It is said that he handed over the throne to Emperor Jinmu, who came from Kyushu.
Princess Tomiyahime is the wife of Nigihayahi.
She is the younger sister of Nagasunehiko, who was originally the chief of the area around Yamato.
Nigihayahi is said to have died after he handed over the throne to Emperor Jimmu.
It is said that Nigihayahi is the same person as 'Isotakeru' - Itate no Kami.
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